不眠症に効く漢方
最近は、内科や産婦人科、整形外科などさまざまな科で、保険診療範囲内での漢方処方が見られるようになりました。
患部や病巣に直接働きかける分、身体に負荷のかかる西洋医学よりも、医食同源を基とし、身体全体のバランスを調えることでケガや病状の快復を計る漢方医学の方が、優しいイメージがあるからでしょうか?
不眠症にも、不眠症に効く漢方というものがあります。
保険が利くものもありますし、利かないものもあります。
また、ほかの不眠症患者さんが試して効果があった「不眠症に効く漢方」が、自分にも同じように効くとは限りません。
漢方は、その長い歴史の中で陶冶され、西洋医学とは異なる独特の診断基準というものを構築しています。
一口に不眠症に効く漢方と言っても、患者さんの体質、年齢、体力のあるなし、不眠症や他の症状により、処方される漢方もいろいろです。
漢方では、病気は「気(体内を循環するエネルギー)」、「血(血流)」、「水(体液)」の一部、もしくは、全部のバランスが崩れることで引き起こされると考えられています。
不眠症もそうした「バランスの乱れ」が原因と考え、「気」、「血」、「水」のどこが、どのように乱れているかを見極め、バランスを整えることで不眠症の解消を図ります。
そのため、不眠症に効く漢方と言っても、まずは、患者さんに来局いただいて、問診や触診を行なってからでないと、その方に合った「不眠症に効く漢方」というのは処方できないのです。

